普段家で過ごしていると、暑いか寒いか、冷暖房を付けるか、窓を開けるかなど、その時の状況によって快適に過ごせるように工夫しているかと思います。
あまり気にしていない人が多いと思いますが…実は、家の中の温度と湿度は、家の寿命や人の健康に大きく関わっています。
湿度について
湿度には、
相対湿度=ある温度の飽和水蒸気量に対し、実際に空気中に含まれている水分量の割合(%)
絶対湿度=空気中に含まれている水蒸気の重さ(g)
があります。
一般的に湿度というと、%表示の相対湿度を思い浮かべると思います💡
飽和水蒸気量(1㎥の空気中にどれくらいの水蒸気を含むことができるか)という概念も頭に入れておいてください🙇♀️
飽和水蒸気量は、温度に比例します。
なので、温度が上がれば上がるほど飽和水蒸気量も上がります。
例えば気温が20℃のとき(飽和水蒸気量は17.3g)に、空気中に8.65gの水分を実際に含んでいるとしたら、そのときの相対湿度は50%となります。
実際に空気中に含んだ水分が8.65gのまま変わらず、気温が10℃(飽和水蒸気量は8.65g)に下がった場合は相対湿度は100%になります。
相対湿度が100%を超えると、結露になります。
湿度管理ができないと、どうなるか?
家の湿度管理ができないと、結露ができ放題です😱
家の中に結露が発生する状態が続くと、カビや腐朽菌が繁殖して木材が腐りやすくなります。
カビは気温20〜30℃、相対湿度60%を超えてくると増殖しやすくなります。とくに木材の腐れを促進する腐朽菌は、湿度が70%を超えてくると増殖します。
家の構造上で大事な土台や柱、床などが腐ると、家の寿命が縮まります。日本の家の寿命はわずか30年であり、欧米諸国の家に比べて長持ちしないというのが現状です💦
日本の家が長持ちしない背景には、結露という強敵が潜んでいます😭
また、カビが増えると、カビを栄養源にするダニも増殖しやすくなります。
ダニそのものよりも、ダニの死骸やフンが原因となって人体のあらゆる器官でアレルギー症状を引き起こします😖
家の寿命を延ばすことと、家族の健康を保つには、いかに結露を発生させないかがポイントになりますね!
電化製品の使用
【冬】
寒いので暖房(過乾燥)→乾燥するから加湿器→寝る前に暖房消す(温度が下がり結露)
【夏】
暑い(元々気温が高いので湿度も高い)ので冷房→寝る前に冷房消す(冷えた室内に外からの湿った空気が入り結露)
というパターンで結露ができる事が多いです。
湿度を調節するのに、加湿器や除湿器を使えばいいと思いがちですが、単純にそういう問題でもないのです。
加湿器や除湿器は補助的な役目と考えるのがベターです!
また、あまり知られていないのですが、家の中を除湿して快適な湿度を保つのなら、除湿機よりもエアコンの方が圧倒的に効率が良いので、除湿する場合はエアコンを使いましょう。
湿度を快適に維持するためには
家の湿度管理をするために一番大事なのは、家の中の気密性を確保することです。
気密性が低い家だと、せっかくエアコンや除湿機で除湿を行ったとしても、すぐに外の湿気が隙間を通して家の中に入ってきてしまい、結果的に結露になってしまいます。
●湿度を快適に維持するための家づくりの条件
①家の気密性を高める
②調湿性能の高い建築材料を使用する
③エアコンで室内を除湿する
となります。①から順番に対策していくことがポイントです。
まとめ
今回は温度と湿度について簡単に説明させていただきました。
気密性を高める家づくりができれば、家の寿命も延び、家族みんな健康に暮らせますね。
住まいるYOUでは、安心安全で長く住み続けられる住宅のご提供に自信があります。
注文住宅を検討中の方は是非一度ご相談ください。
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